レオナルド・ダ・ヴィンチの絵には、様々な謎が隠されていると言われています。





そして、ダヴィンチが描いた絵で有名なものといえば、モナ・リザ最後の晩餐、そして、ウィトルウィウス的人体図です。





名前でピンとこない人でも、実際に絵を見れば、見たことがあると思えるのではないでしょうか。


なんだか難しい医学書などに掲載されていそうな絵ですし、そもそも絵なのか?といった感じです。


この記事では、そんなウィトルウィウス的人体図に関することを、のび太でも分かるくらい超簡単に解説していきたいと思います。

ダヴィンチの描いたウィトルウィウス的人体図とは?



まずは、ウィトルウィウス的人体図とは何か、簡単にご説明させていただきます。


ウィトルウィウス的人体図とは、レオナルド・ダ・ヴィンチが15世紀後半に描いたとされている絵です。


色は単調で、どちらかというと絵というより図という感じですね。


手足の位置を円の中に内接するようにし、角度を変えて何本も描かれています。


ウィトルウィウス的人体図は、「プロポーションの法則」、「人体の調和」などと呼ばれています。


ウィトルウィウス的人体図は、建築家の「ウィトルウィウス」という人の書いた「建築論」という本に影響を受けて描いたものだそうです。


芸術家のダヴィンチがなぜ建築学の本なんて知ってるの?と思うかもしれません。


ダヴィンチは、芸術の分野にとどまらず、様々な分野で活躍をしており、そのことから、「万能の天才」というあだ名がつけられています。


建築学も、ダヴィンチが功績を残した分野の1つなんです。


ウィトルウィウス的人体図は現在、ヴェネツェアにあるアカデミア美術館という場所に所蔵されています。


常に展示されているわけではなく、時々だそうなので、見に行こうと考えている方は、気を付けてください。

ウィトルウィウス的人体図には黄金比が隠されていた



ウィトルウィウス的人体図に描かれた人間、スタイルが良くとてもバランスの良い美しいプロポーションをしているとは思いませんか?


現にこのデッサンは非常に美しく人間のプロポーションを描けていることが評価されています。


それは一体何故なのか、その答えは、この絵に隠された黄金比です。


黄金比とは、約5:8で表される比率のことです。





まず、ウィトルウィウス的人体図の正方形と正円に注目してください。


この正方形の上辺の中心から正円を描くと、正方形の一辺の長さを1とすると、半径が約1.12の円が出来上がります。


そしてこの約1.12の半径は、ウィトルウィウス的人体図に描かれている正円の半径と一致します。


このことから、人体図に描かれた人間のプロポーションが黄金比で描かれていることが分かるんです。


この黄金比に従って、世界の様々な美は成り立っているとされています。


例えば、花の花びらの数や植物の葉のつき方、ひまわりの種の数やオウム貝の殻の螺旋構造など、あげればキリがないほどに出てきます。


これはかなり興味深い話だなと思います。


ダヴィンチは、この黄金比に着目してウィトルウィウス的人体図をデッサンしていたのです。

ウィトルウィウス的人体図が評価されている理由



ウィトルウィウス的人体図が、こんなにも有名で評価されている理由を、解説していきます。


理由はおもに。2つあると思います。


1つ目は、先ほど述べた「黄金比」です。


また、

・手を横に伸ばした長さと身長が等しい

・肘から指先の長さの4倍と身長が等しい

・手のひらの24倍と身長が等しい

・顎な空有ら額までの長さと手の長さが等しい

など、非常に計算し尽くされた構造となっています。


黄金比や数学的な法則を用いて美的に表現するというのは、ダヴィンチが活躍したルネサンス期という時代を反映しています。


ルネサンス期は、芸術と科学が著しく発展した時期です。


時代を代表する作品として、注目、研究されているので、ここまで有名になったというのはあると思います。




2つ目は、「ダヴィンチの製作した作品で残っている物が少ないから」です。


ダヴィンチは、作品を非常に長い時間をかけて製作したり、気に入らない作品はすぐに捨ててしまったりする人なので、今残っている作品は、15点くらいなんです。


作品が少ないということで、1つ1つの作品の価値が高騰しているというのは、少なからずあると思います。


もちろん先ほど述べた通り、時代を良く反映した製作方法で、充分世界的に評価されるべき重要な作品であることに違いはありませんが、ここまで世界的に広く知れ渡った理由の1つとして、存在する作品数の数は関係があると言えます。


また、ダヴィンチの作品には多くの謎やメッセージが隠されているため、人々の心を惹きつけます。


未知の何かが、ダヴィンチの作品の中にあると思うと、人は注目せざるを得ないのです。


そういった魅力は、ウィトルウィウス的人体図だけではないダヴィンチの芸術作品全てに共通していると思います。