世界的芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの有名作品の1つ。「最後の晩餐」。


名前くらいは誰もが聞いたことがあるでしょうし、絵を見れば「あれか!」となるほど世界中の人々によく知られた作品です。


この絵には、ダ・ヴィンチからの様々なメッセージが隠されていると言われています。


そもそもダ・ヴィンチは、絵にメッセージを隠すのが好きです。


「最後の晩餐」もそうですし、世界の芸術作品でもっとも有名と言われている、「モナリザ」も、未だ明らかにされていない謎がいくつもあります。


この記事では、そんな「最後の晩餐」に隠されたダヴィンチのメッセージの解説と、この絵のどこがそんなにも評価されているのかという解説を、のび太でも分かるくらい超簡単に解説していきたいと思います。

最後の晩餐は、ダヴィンチにしては珍しい完成作品






こちらが、最後の晩餐ですね。


ダヴィンチは完璧主義者で、絵を何度も修正したり、とても長い時間をかけて作品を作る人だったそうです。


最後の晩餐は、そんなダヴィンチにしては珍しく、3年という期間で完成した作品なんです。


しかし、残念なことにこの作品はとても損傷が激しいんです。


その理由主に4つあります。


1つ目は、食堂に飾られていたからです。


まあ、食堂に飾られていたとすれば、食事の油や湿気が直に絵に触れますから、状態は悪くなるでしょうね。


最後の晩餐というタイトルなので、ある意味食堂に飾るというのは合っているように感じます。


確かに、最後の晩餐っぽい絵がサイゼリヤに飾ってあることがよくあるので、イメージは湧きます。


2つ目は、絵が扉となってしまったからです。


最後の晩餐は、ものすごく大きな絵なんです。


元々は、扉がある面の壁に飾られていた絵だったそうです。


そのため、扉の部分は切り取られ、扉となったそうです。


切り取られた現在でも大きさは9m×4mの大きさですから。最初のオリジナルは相当大きいものだったということが分かりますね。


このような扱いをされていたということを考えると、当時は芸術作品というより、大衆的な壁絵といった感じだったのでしょう。


3つ目は、馬小屋でも飾られていたからです。


馬小屋で飾られたら、匂いとかもヤバくなるでしょう。


なんで馬小屋に飾られていたのかはよく分かりませんが、下手すれば馬の餌になっていたかもしれません。


4つ目は、食堂で展示中に、空爆にあったからです。


もう「最後の晩餐」はめちゃくちゃな扱いをうけてますね。


しかし、奇跡的にこの空爆で絵への被害はそこまででなかったんだとか。


でもまあ空爆をうければ多少の損傷は免れなかったでしょう。


こんなわけで、「最後の晩餐」は、散々な目にあってきた作品なんです。

最後の晩餐に隠されたメッセージ



続いて、「最後の晩餐」に隠されたメッセージをいくつかご紹介させていただきます。

裏切り者の真実

この絵は、「この中に裏切り者がいる。」とキリストが発言した瞬間の絵ですが、その裏切り者は、左から五番目の、ユダという人物です。


そして、ユダの食べている料理は、魚料理です。


この魚料理に使われている魚は、うなぎという説と、ニシンという説があります。


この魚がうなぎの場合、ユダはキリストに忠誠心を持っていたにも関わらず、裏切らなければならない状況に追い込まれていたと解釈できるんだそうです。


そして、逆にニシンの場合は、単純にユダが裏切りものと解釈できるんだそうです。


これは、ダヴィンチ自身がどう捉えていたかを伝えるメッセージとして、魚料理を描いたということでしょう。

Vが持つ意味とは?



絵の中央に位置する人がキリストですが、キリストの隣に描かれている女性との間に「V」のような文字が見えます。


このキリストの隣にいる女性は、「マリア」という名前の女性です。


「ダヴィンチコード」という小説(映画)では、この2人の間にあるVは、2人の間に子供が宿っていることを表していると解釈されています。


このVは「聖杯」を表しており、この聖杯はマリアの子宮を表しているという解釈です。


マリアは、キリストに悪霊を追い出してもらい、その後イエスに従って旅をした女性であり、キリストが処刑されたのちに復活した際、一番最初にキリストの言葉を受けた人物です。


キリストのお気に入りの弟子だった可能性は、高いと思います。


そのようなことを考えると、2人の間に子が宿っていたとしても不思議ではありません。

最後の晩餐の評価についての解説



完成当初は食堂に飾られたり、馬小屋に飾られたりと、正直今のように評価されていたとは言えない絵だった「最後の晩餐」が、今こんなにも評価されているのはなぜか。


技術面でもかなり優れており、丁寧に描かれていることは確かなのですが、正直絵を描かない人にとっては技術面を語られてもあまりピンと来ないと思います。


なので、それ以外の理由を考察します。


理由は、主に2つあると考えています。


1つ目は、絵に隠されたメッセージです。


先ほども書かせていただだいた絵に隠されたメッセージはほんの一部で、もっと深く掘り下げていけば、ダヴィンチが残したメッセージはまだまだ出てきます。


一枚の絵からここまで謎やメッセージを読み取ることが出来ることは、そうありません。


この謎感が、世界中の人々を魅了する理由の1つでしょう。


2つ目は、ダヴィンチが制作した絵で今も存在してるものが少ないからです。


ダヴィンチの絵で今も残っているものは、15点しかないです。


その中でも有名な作品についての記事は、以下です。





ダヴィンチは、「万能の天才」というあだ名がつくほど、様々な分野を極めた人です。


その中でも、芸術家としての才能が特に優れていたとされています。


しかし、今存在している作品が少ないのであれば、当然全ての絵に注目が集まりますよね。


ダヴィンチという人間が評価されたことにより、相対的に絵が評価されているというのが、こんなにも「最後の晩餐」が評価されている理由です。