パブロ・ピカソとは、スペイン出身の画家です。





20世紀最大の画家として知られているピカソは、幼い頃から画家としての才能を高く評価されていました。一万を超える絵画作品を制作し、約10万の版画、数百点の彫刻や陶器作品を作るなど、非常に多くの作品を残した芸術家として、ギネス世界記録にも認定されているほどです。


そんなピカソの本名は、実はとんでもなく長いんです。


ピカソの本名は、


パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダート、ルイス・イ・ピカソ


本名が長すぎて、ピカソ本人も覚えきれていなかったとまで言われています。


この記事では、ピカソの本名はなぜ長いのか、また、ピカソの天才と呼ばれる理由などに関することを書きます。

ピカソの本名はなぜ長い?



ピカソの本名は、なぜ長いのでしょうか。


それは、ピカソの出生地に関係があるそうです。


ピカソの出身は、スペインです。


スペインは、名前と苗字だけでなく、父親の名前や母親の名前、さらには叔父の名前や叔母の名前までも本名の一部となることがあるそうです。


ピカソの本名、


パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダート、ルイス・イ・ピカソには”、”と”・”がありますが、


”、”までが一つの名前で、”・”は名前の中の区切りです。


つまりピカソの本名は、何人もの名前を組み合わせて出来ているということになります。


ピカソが生まれたことをとても喜んだ両親は、ピカソの両親は、息子の名前に祖父や叔父、父などの名前を盛り込んでしまったようです。


ピカソ本人も自分の本名を覚えることが出来なかったらしく、本名は用いず、パブロ・ピカソと名乗っていました。


ピカソは愛人や妻が多かったことから、愛した女の名字を全て名前に含ませているのかと思っていました。


ピカソ本人すら覚えられないほど長い本名は、両親がつけた名前だったようです。


続いては、ピカソの天才が天才と言われる理由についてです。

驚くべきほど早熟



ピカソは、わずか15歳の時に科学と慈愛という大作を書き上げます。





これが、科学と慈愛です。


筆使いやデッサンの正確さなどにおいて、ピカソは若い頃からその才能を評価されていました。


それを証明する作品として、科学と慈愛は、スペイン内で多くの賞を受賞しています。


このことからピカソは、若い頃から飛び抜けた画力を身につけていたことがわかります。


ピカソの父は、美術の先生をしていたこともあり、幼少期からピカソに厳しい美術の英才教育をおこなっていたそうです。


ピカソの父はもともと画家だったのですが、ピカソが8歳のとき、ピカソが描いたりんごの絵が凄まじく上手で、画家であった父は自分で絵を描くことをやめてしまったという話があります。


レオナルドダヴィンチも、師が絵を描くのをやめてしまったほど絵がうまかったという話があります。


ピカソ、ダヴィンチのこれらの話が本当かは分かりませんが、何れにせよ、ピカソが驚くべきほどに早熟であったことは明白です。


また、ピカソは生涯で15万点の作品を完成させるという凄まじいことを成し遂げています。


そのことに関する記事は以下です。




価値は時間や労力でははかれない



ピカソは、ファンである女性に「絵を描いてください」と言われ、30秒で絵を描き、100万ドルを請求したことがるそうです。


当然女性は、たった30秒で描いた絵がなぜ100万ドルなのかと尋ねます。


するとピカソは、「この作品は30年30秒で完成した作品なんです。」と答えました。


作品の価値を決めるのは、時間でしょうか。それとも、労力でしょうか。


果たして、たった30秒で時間も労力もほとんど掛けずに描いた絵に、100万ドルの価値があるのでしょうか。


私は、ピカソほどの画家であれば、十分に価値があると思います。


画家として認められるようになるまで、あるいは、素晴らしい作品を生み出す技術を習得するまでには、相当な時間と労力が必要です。


ピカソが描いた絵には、たとえ30秒で書かれた絵だとしても、ピカソの過去30年間の魂、生き様、技術が組み合わさって出来たものに違いありません。


アート作品は、作品に使われている技術や美的センス、もしくは作者のネームバリューで価値が決まります。


差別や金銭的なやりとり、個人的な感情などは無視するとして、30秒で作られようが、30年かけて作られようが、その作品が素晴らしければ、評価されます。


ピカソはこの頃すでに名の知れた画家であり、画家として相当な鍛錬を積み重ねていたことでしょう。


そんな画家が描いた絵ならば、たとえ30秒で書かれたものであっても、素晴らしい作品であったに違いありません。


30秒で、これまでピカソが積み重ねてきたものが絵に現れないはずがないのです。


ピカソと言うネームバリューを差し置いても、かなり価値のある絵と言えるでしょう。


価値を高めるために、作品をより良いものにするために、時間と労力を使ってしまいがちですが、そんなことはたいして重要ではないのです。


むしろ、この作品を作る以前の生き様、人生が大事なのです。


そのことに気づき、堂々と自分のファンに示すことができる、天才ピカソのエピソードでした。